カイコってご存知でしょうか。シルクを紡いでくれる虫です。
小学校低学年のときにカイコをクラスで育てて糸を取る授業があったんです。
カイコの幼虫って白くてつるつるで可愛くて、そのあまりの可愛さから夏休みは全部連れ帰って育てる係に立候補しました。
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小学校低学年のときにカイコをクラスで育てて糸を取る授業があったんです。
カイコの幼虫って白くてつるつるで可愛くて、そのあまりの可愛さから夏休みは全部連れ帰って育てる係に立候補しました。
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虫が苦手な母は突然現れたクラス全員ぶんの幼虫に卒倒しそうになりながら「かわいいねえ」って言ってくれたんですけど、相当無理してたと思います。ごめんね。
夏休みの間、カイコが食べる桑の葉を毎日取りに行って、それはそれは大切にお世話をして育ててたんですよ。
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夏休みの間、カイコが食べる桑の葉を毎日取りに行って、それはそれは大切にお世話をして育ててたんですよ。
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夏休み明けに学校に連れていったカイコは徐々に繭になっていきました。
カイコが繭を破って出てきてしまうと糸が綺麗にとれないので、中に入っているうちに茹でてしまいます。
それで先生が「明日茹でます」なんていうものだから、辛くて繭をひとつだけお道具箱の中にかくまったんですよ。
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カイコが繭を破って出てきてしまうと糸が綺麗にとれないので、中に入っているうちに茹でてしまいます。
それで先生が「明日茹でます」なんていうものだから、辛くて繭をひとつだけお道具箱の中にかくまったんですよ。
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翌日の家庭科室でした。クラスメイトが気持ち悪いと笑って騒ぎながら、私が大切に育てたカイコの繭を茹でていてですね。どういう気持ちだと言えばよかったのでしょう。
いやね、とれた糸はすごく綺麗でしたよ。そりゃもう綺麗でした。まだ家にあります。でもきっと、大半の人は捨てたはずです。
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いやね、とれた糸はすごく綺麗でしたよ。そりゃもう綺麗でした。まだ家にあります。でもきっと、大半の人は捨てたはずです。
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しばらくして、お道具箱の中に匿った繭からカイコガがでてきたんです。ふわふわで可愛くて、天使みたいな虫。
自然に逃がしてあげようと思っていたんですけど、カイコガって飛べないんですよね。餌も食べられないんです。
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自然に逃がしてあげようと思っていたんですけど、カイコガって飛べないんですよね。餌も食べられないんです。
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その時の私はそんなこと知らなくて、育て方が悪かったのかなとか仲間がいないからかなとかすごく悩みました。
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結局、そのカイコガは私のお道具箱の中で死んでしまったのですけれど、そうなるのならあのときに仲間と一緒に茹でて、綺麗な糸にしてあげれたほうがよかったのかもしれません。どうするのが正解だったのかは、いまだによくわかりません。
@ir__yahiko @ir__yahikoさんの感受性豊かな文章に心打たれ返信させていただきます。
私が小学生ぐらいまで家は農家で養蚕をしていました。
正直、私は蚕を気持ち悪いと感じ嫌いでした。
家族も蚕はお金を稼ぐ為のものとしか見ていなかったためこういった視点はとても新鮮でした。
私が小学生ぐらいまで家は農家で養蚕をしていました。
正直、私は蚕を気持ち悪いと感じ嫌いでした。
家族も蚕はお金を稼ぐ為のものとしか見ていなかったためこういった視点はとても新鮮でした。
@ir__yahiko 最後リプの正解はないでしょう。
それでもそういった哲学的なことを子供として考えたことはとても素敵なことと思います。ぜひ大切にしてください。
とても素敵なエピソードをありがとうございます。
それでもそういった哲学的なことを子供として考えたことはとても素敵なことと思います。ぜひ大切にしてください。
とても素敵なエピソードをありがとうございます。
@ir__yahiko 私も小学校の夏休みの宿題で、蚕を育て、繭を提出というものがあり、育てるうちに愛おしくなり、茹でず全てカイコガにして茂みに放ちました。宿題は点数がつかず、先生には叱られ、大人になってから、あの子たちは飛べない、食事もできない事を知り、同じく何が正解だったのか未だにわからないです😢
@ir__yahiko お道具箱の中で死んでいったそのお蚕さんは、@ir__yahikoさんの感受性になって、いまも元気に綺麗な言葉を紡いでいるのではないでしょうか。
素敵なお話ありがとうございました。
素敵なお話ありがとうございました。
@ir__yahiko 私の小学校は1.2年生の時に蚕を教室で育てます。桑の葉も自分たちで取りに行きました。授業中は後ろからむしゃむしゃと食べる音が聞こえてたのが懐かしいです。あの頃は蚕を怖がらずに
手の平に乗せて可愛がっていました。
でも私達の学校も繭になると、茹でます。
手の平に乗せて可愛がっていました。
でも私達の学校も繭になると、茹でます。
@ir__yahiko 染色した繭を切ると中から縮んだ蚕が出てきて、1年の時はとてもショックでした。しかし私達の学校は1.2年生がその繭でコサージュを作り、卒業式で送るのが伝統です。私も6年生のときにコサージュをもらいました。とても綺麗で8年たった今でも飾ってあります。懐かしい思い出をありがとうございます。
あわわ、たくさんの反応ありがとうございます!
小学校低学年の生活、もしくは総合の授業だったと記憶しています。観察日記、実家を漁ったらあるかな……。
通知がちょっと追いきれないのでリプ等返せていなくて申し訳ないです😭💦💦
小学校低学年の生活、もしくは総合の授業だったと記憶しています。観察日記、実家を漁ったらあるかな……。
通知がちょっと追いきれないのでリプ等返せていなくて申し訳ないです😭💦💦
@ir__yahiko 小二の夏休みに自由研究として家で数匹 飼っていました。蚕たち可愛くて可愛くて、無心に世話をし観察しました。眠り脱皮を繰り返す光景に感じた神聖さ、繭を破って蛾になり卵を産んで死んでいった哀しさを思い出しました。儚く美しい文章に感謝します。
@ir__yahiko 「ふわふわ可愛いくて、天使みたいな虫」と言われ、見守られた蚕さん。
幸せだったと思いますよ。
入江さんが今も大事に取ってる絹糸になった蚕さんも、夏休みに目一杯愛された皆幸せな蚕さんだと思います。
(´;ω;`)
幸せだったと思いますよ。
入江さんが今も大事に取ってる絹糸になった蚕さんも、夏休みに目一杯愛された皆幸せな蚕さんだと思います。
(´;ω;`)
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